2020/03/13

行動

 12時起床。

 ぐだぐだしてから髪を切る。

 帰宅後はポケダンを進めた。三日前にEDを越え、今は三鳥の回収やドーブルイベントなどこなしている。主力はカモネギレアコイル。主人公(ヒトカゲ)とパートナー(チコリータ)を進化させようともしたが、バンダナが消えると警告されたのでやめておいた。

 しばらくして夕食、読書、MtGAなど行う。ヒストリック・ランク戦+死者の原野が解禁されたのをいいことに、バントゴロスランプで暴れまわっている。恐ろしく強い。

 就寝前に再読書。半分の月がのぼる空を6巻まで読み終えた。

食事

朝・昼はパン。

夜は海鮮丼と煮物。

 

読書

半分の月がのぼる空(1~6巻)」橋本紡電撃文庫

 友人に勧められ、借りて読んだ。この友人には前にもとらドラ!を借りている*1。別の友人にも勧められていたことから事前の期待は大きい。

 三週間ほどかけて1~6巻まで読了。この上ないほどの大団円で震える。6巻の表紙を捲り、トビラに「同じ学校に通うことになった」の文言を見掛けた時の喜びは筆舌に尽くしがたい。各人の行動に親心めいたものを感じながら読み進めた。先行きの厳しさを変わらず匂わせながらも、希望は残されており、実に清々しい終わりであった。

 あとがきにもある通り、元は1巻で終わる予定だったものが連載になったとのこと。そのせいか戎崎の行動原理が一巻から定まっていたのが特徴的だったと思う。他の登場人物も一本芯が通っており、行動にやきもきすることなく応援できたのが良い読後感にも繋がったのだろうか。

 また、各人の若さ溢れる行動・言動にも圧倒された。戎崎の直情的な行動と自分や里香の現状に対する葛藤は直視できないほど青く生々しい。突き動かされる様子が見事に描かれている。5巻の最後で見せた里香の母親への訴えは最たるものだと思う。

 夏目はそれと対照的な、世を知った大人として描かれている。彼が青臭いガキを憎たらしく思うこと、その感情を抱くのに見合った人生を送った事、しかし境遇そのものには通ずる点があることを4巻の回想時点で如実に描き切っているのが凄い。だからこそ五巻の浜松を経て和解に至る流れに不自然さが無かったのだと思う。

 彼に限らず、壮絶な人生を送った奴ほど芯が強い人間になるような描写が強かった。それだけに司の天然聖人ぶりが光る。やや都合がよすぎる気もせんではない。

 総じて緻密ながら多大な熱気を孕んだ感情描写が魅力的な作品だった。各人の背景が誠実に描かれている所も素晴らしい。短編集(らしき)2巻はまだ残っており、今から読むのが楽しみである。後はアニメもチェックしたい所。

 

 唯一惜しかったのは、直前にアレを読んでいたため、司の脳内イメージが中津川嘘風のそれで固定されたことである。完全に自業自得ながら、他の作品にまで出張ってくる奴に恐怖を覚える。続けて読む時は落差に気を付けたい......

 

*1:あまりにも良かったので買い取った