2014/04/16

行動

 9時起床。カブ価チェック、MTG、作業と過ごして昼食。

 午後は読書。読み終わった頃に夕方、RFAをやって入浴。

 その後は夕食とMtGAを行って就寝。

 

食事

朝はパン。

昼は生姜焼き弁当。

夜は肉炒め。

読書

「三体」劉慈欣、早川書房

 中国SFの傑作、とどこかで噂を聞いて約一年。ハヤカワセールにあったので買った。日本語訳版。

 確かに話がとても面白かった。引きや繋ぎが上手く、引き込まれるようなサスペンスが展開される。

 最初に来る文革の過去回想は中国(というか中共)らしいもので、これを作品に落とし込める風土が羨ましい。しかも未だ歴史として風化しきっていないのが恐ろしい所。

 中国らしいと言えば秦の人力コンピュータも良かった。三体(VR)内の描写で一番笑った所。三体直列のオチも含めて吹き飛ぶほどに壮大であった。

 話には幼年期の終わりに近い所がある。三体星人が分かってからの展開は特に重なる部分が多い。しかし際立って異なるのは発展の暗黒面を見つめていたことだと思う。人類至上のイデオロギーに追いやられた人が”裏切り者”となり、引き金を引いていた。

 三体星人については謎が多い。学的発展をきわめた文明で君主制に落ち着いているのは何故?(VR三体内で描かれた号令を出す役割の為?)人民の思想統制はどうなっているのか?等、気になる(見落としもありそうだけど)。続編の日本語訳が年内に出るとのことで、今から待ち遠しい。折り畳み北京も買ってあるのですぐに読む。