十月二十九日
行動
8時に起床後、寝たり起きたりを繰り返して11時に起床。
片付けと蛍光灯替えをしてからバイトへ。
労働
今日はイレギュラーな運用。たまにやる分には楽しい。
1か月かかったタスクが終了。
読書
「夏への扉」ロバート・A・ハインライン、ハヤカワ文庫
エスからの課題図書。以前友人からも勧められていた。その時の紹介文句が「なろう系みたいなやつ」だったのだが、まさしくその通りであった。以下ネタバレ。
ストーリーはなろう系のそれである。とはいえこっちが60年前に出ていたのだから先駆者と呼ぶべきか。
本当に50年代に書かれたのか?と疑いたくなるほど現代でもありそうな話である。裏切られ、しかし技術一つでのし上がり、未来の技術を得て、知恵を絞って盛り返す。裏切り者、仲間の技術者、有能弁護士、そして何より仲の良い姪など、今出したら陳腐にも思えるようなキャラ設定がずらり。時代が時代なら「恋人と友人に裏切られたので姪と結婚しました」ってタイトルのラノベになってそう。実はタイムマシンで戻って書いてたのでは......?
未来への帰還を冷凍睡眠で乗り切る案は面白かった。よく見ると過去のシーンで伏線が張られている所も好き。タイムパラドックス関連はややガバか。
文体は森見作品っぽいクドさがあって好み。特に猫描写は執拗でよい。孤高さと気まぐれさがよく描かれている。僕も猫を飼えばより実感が沸くかも。後、デイヴィスもかなり面白い主人公で、馬鹿正直だがヘタレない芯の強さに惹かれる。未来に行っておきながら、そこの技術をパクらず、あくまで自分の知識を使ったものを作る、という所が特に芯が通っていて好きである。
登場人物は個性的で結末は痛快、近未来の世界には夢があって、SFとしての読みやすさは抜群だった。文化女中器、欲しい。
次の課題図書は「あなたの為の物語」である。聞いた限りだと落差が凄そう。
食事
朝はパン。
昼は冷凍パスタ。
夜は肉。