七月二十一日

・旅行

 今日も京都を回った。

 起床→宇治散歩→チェックアウト→宇治神社宇治上神社・大吉山→源氏物語ミュージアム京都国立博物館祇園の宿→稲荷本宮祭(ソロ)→一乗寺のラーメン→宿、という流れ。

 朝の宇治散歩はお互いソロ行動であった。歩いていてなかなか楽しい町並みである。川があるのは勿論良い。中州があるのでなおのこと素晴らしい。ただし前日からのダム放水で増水しており、中州が半分くらい浸水していた。流れも普段よりいくらか急で、座って眺めていてもどこか気が逸る。音に急き立てられるようにしてラジオ体操第二を踊り狂った。誰かに見られていないことを祈る。

 誓いのフィナーレに出てきたチェリオ自販機の通りを探し回っていたが、ついぞ見つけることはできなかった。チェリオ自販機は新たに二つ見つけることが出来た。砂漠のオアシスのようなもので、旅行中の健康維持に関わる分重要な情報である。地図にして残しておいた方が良いかもしれない。

 友人と宿で身支度を済ませた後は宇治神社方面へ。あじろぎの道を歩き、宇治上神社に参拝し、カナヘビを見つけたりしながら歩く。その後は大吉山へ。毎度のことながら眺めが良い。今度は夜に来てみたい。

 大吉山下山後は源氏物語ミュージアムへ。展示は以前とほぼ変わらないが、上映作品が変わっていた。今の期間はアニメ作品となっている。服装と背景の時代考証についてはガチだった。特別展で原画など展示されていたが、並のアニメ展を凌ぐ充実ぶりで驚いた。

 源氏香当ては相変わらず存在している。あの部屋の展示の中では一番好きだ。しかし、前回に引き続き不正解であった。友人は当てていた。

  傘を忘れるなどのポカを挟みつつ、サイゼリヤに向かって昼食を摂った。

 その後は京阪で北上して京都国立博物館へ向かう。興味深いものが沢山あった。

 展示は陶器、書、仏像などジャンルごとに分かれていた。中国から渡来したものも多い。東京や奈良に比べると、時代ごとの並列というよりジャンル、あるいは作者ごとの表現の変遷に焦点を当てた展示であるような気がする。作品説明パネルに書かれている情報の内、英語の方が詳しく書かれている(材料など)ことも多くて参考になった。

 日本の作家で、中華風の陶器が数多く展示されている方がいた。犀型の壺など異常に細かい造形と繊細な透かし彫り、華やかな色遣いで圧倒された。作者名を書いたメモは現在絶賛捜索中である。

 宿は一度泊まった事のある所である。男は二人以上でないと泊まれないのが残念だが、ロケーション、雰囲気、値段、どれを取っても素晴らしい。何より猫がいる。今回はベランダのある部屋にしたが、これがまた良かった。町家の瓦の波に浮かんでいるような風景である。雨が続いていたので出られなかったが。

 友人は宿で休憩したいとのことだったので、ソロで伏見稲荷に向かった。やや日が傾いており、昨日とは異なった神々しさである。混雑は避けたかったので、滝ルートで登拝した。こちらは人がほとんどいない。その分落ちる日に対する恐怖は強い。旗とお塚の立ち並ぶ林の中を抜ける風景は程よく異世界感がある。鳥居にも圧倒されるが、稲荷山はこのようなところが最も好きである。民間信仰が集っている。

 日が暮れてからようやく一の峰方面へ。脇道の鳥居をくぐった時に撮影をしている外国の方と鉢合わせてしまった。ちょっとギョッとしていた。一の峰では色々と拝んだ。四年ほど参拝していたが、来年は来られなさそうなので寂しさがある。

 下山の道は登拝前よりさらに混んでいる。明かりのついた提灯が並ぶ参道は美しい。参拝客が増えるのも納得できる。四ツ辻~奉拝所までの参道は格別で、人も輪をかけて多かった。

 下山して伏見稲荷駅に向かい、出町柳で友人と合流し、再びの一乗寺駅へ。今度はラーメン荘 夢を語れへ向かう。何度も来ておきながら(昨日も来たが昼は休みだった)一度も入れていない店である。憧れと共に着席。普通のラーメンの全マシを頼んだ。期待通りのものが出てきて嬉しい。

 宿に戻った後は銭湯に入ったりコンビニアイスを食べたり選挙特番を見たりしながら就寝。明日に備える。

 

TODO

 ・最終楽章読む

 ・観測について調査

 ・読んでるやつを読む

 ・輪講スライド作成