2020/09/28

労働

 久方ぶりに学生課のバイト。

 内容はベンチにひたすらテープを張り、ソーシャルディスタンスを主張していくものだった。陽気もあってかなりの重労働に。単純作業なので精神的に楽。西巡回の時には未知のベンチを多数発見できて楽しかった。ジャングルにのみ込まれてほとんど朽ちかけの奴もあったが、あれにもテープを張るんだろうか。

 大学は久々の入構自由化を控え、様々な準備が進められている。本館横のuec_jungleも業者の方が根こそぎ伐採していた。切粉はブロワーで処理していたけど、目の前のマンションに思いっきり飛んでいたし、騒音も中々で大変そうだった。というかマンションの人見てたし何なら電話もしていたのでひと悶着ありそう。

 一部は伐採が進んでいたが足りないところもあり、生協前の木にはスズメバチが巣を作っていた。流石に近寄れず、その周辺のベンチは未処理。帰り際に見たら柵が建てられていた。始業までに処理されてくれるのだろうか。

 昼休憩で先輩に、巡回中に教授に会ったりしつつも粛々と終え、15時に解放。

 

行動

 昨日はパンフを買いそびれたので新宿で補充を企む。それ周りで調べていたら滅茶苦茶丁度いい時間にピカデリーの放映があったのでこれ幸いと予約。実は3種だった特典をそろえる目的もある。意気揚々と劇場へ向かったがパンフは売り切れていた。小説版も売り切れ。上映後紀伊国屋に行って買おうとしたが、在庫どころか登録すらなかった。通販で買うか...

 流石に二回目だから落ち着いて観られるやろと思ったがそんなことは無かった。ちょっと記憶が怪しい部分もあるが思ったところを記録しておく。以下ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・全員が全員善人では無いけど話を動かす行動が大体善性によるものだった、それで大団円してくれたので晴れやかな心持ち

・最初と最後の所は時間軸と時計の音がシンクロしてるんすね

・博物館のばあさん、目の色からてっきりアイリスかと思っていたが、一瞬写った受付の人が黄色目だった 受付って言ってたしそれはそう

・墓の花ブーゲンビリアじゃん

・大佐が言動を自覚した時の顔と目逸らしがしんどい ただ最後弟に檄を飛ばす時は向き合ってて良かった

・世渡り不向きなあの性格で大佐まで上り詰めてるんだから相当有能なんだろうな 軍人の血は濃く受け継いでいたと思う 縁故主義が強いのかもしれんけど...

・ヴァイオレットに軍人を強いたことが一番の傷になってたが、少佐も軍人以外の道を選べていればと思うといたたまれない ヴァイオレットが居なかったとしても人殺しとしてやっていけたんだろうか...

・↑は自分に原因があると認識していた(しかも多分戦死)大佐の心中察するに余りある 露悪的な所も防衛機制っぽい

・ユリスの善人ぶりが光る 罪を背負うことのない年で死期悟らされると聖人になっちゃうんだな... 身内に素直になれないのが歯痒い

・伝えるうちに伝えておいてくれ!頼むから!となる所が多い分ラストはちゃんと伝えてて良かった

・ヴァイオレットが島行った後に郵便局辞めたって語られてるんだからある程度予想できたし、そこまでハラハラする必要なかった...

・幸福な王子も目取られるね

・過去→現在の変化、島の景色が一番心躍る 石垣残ってるの凄く良い 地中海にああいう島ありそう

・回想っぽいシーン、劇作家、顔ボコられて見上げてるやつ、王様 この辺はアニメシリーズだろうか

・義手どうなってんの...

 

 特典は大佐版のifだった。大佐はあの展開の後でも一人罪を背負って生きていく人なので、ifでも多少の救いが見られるとありがたいものがある。愛されててほしいね...

2019秋京都・四日目

下鴨・朝

 前夜の飲酒の後、MtGAなどやっているうちに寝落ち。およそ旅行に似つかわしくないやらかしを経て5時に目覚め、二度寝の後再び寝坊して7時過ぎに起床。同行者を起こして朝の散歩に向かった。

 宿からは鴨川沿いに北上していく。叡電の音を横に聞きつつ、警察署の前を通り過ぎた所で左折。木々を抜けると下鴨神社の社叢、糺の森に差し掛かる。

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 神社から流れ込む清水が脇を流れ、厳かで心地よい雰囲気の道。遠くの社殿を見通せるほどまっすぐに伸びている。馬場としても使われているとか。

 この日は程よく晴れており、朝の散歩には最適な環境であった。寝坊したのでラジオ体操には間に合わず。

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 しばらく歩くと朱塗りの鳥居が近づいてくる。去年の台風の傷跡はほとんどが直されていたが、鳥居左横の御神木は折れたままで、被害の激しさを物語っている。

 鳥居右横の手水場で手を清めてから進み、これまた朱塗りの楼門を潜って参拝。本殿と干支の神様の摂社それぞれに手を合わせた。本殿の特別拝観も気になるが、時間を考えてスルー、ということを参拝の度にやっている気がする。

 

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 本殿参拝の後は御手洗社へ。毎年御手洗祭でお世話になっている。当然ながら御手洗池には入れず、手水で手のみを清めることとした。霜月の水は目が覚めるほどに冷たく、何故祭が夏に行われるのか身をもって知ることとなった。

 参拝の後は来た道を戻り、デルタ方面へ向かう。道中で朝飯や予定等相談しつつ進んだ。下鴨にマンションが出来ているらしい、さてそんなブルジョワはどこだ、という話をしているうちに当のマンションに突入する事故もあった。マンションという語から想像するほどの高さは無く、格調高く落ち着いた建物であった。流石は高級住宅街。

 

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 半日ぶりのデルタを過ぎ、対岸の出町柳商店街方面へ進む。少し北上して喫茶店へ。日曜の朝ながら繁盛しており、店内は我々二人が入って満席となった。二人分の朝食を頼んで待つ。

 

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 コーヒーハウスマキ、その名物である(らしい)モーニングセット。分厚いバタートーストと、くり抜いた耳に付け合わせが溢れんばかりに詰まっている。どれも標準を少し超える大満足のボリュームで、味も確か。少し待ったためか、熱々&カリカリ&フワフワの理想的なトーストであった。これでお値段680円、京都の朝にしてはお値打ち価格だろう。珈琲も美味しかった。違いの分かる舌ではないが...

 食後は鴨川を渡って宿へ。荷物を纏めてチェックアウト。

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叡電近くの良い宿でした

 

大原

 同行者との相談により、今回の旅行はなるべく洛中から離れて動くと決めていた。二日目の今日は北東のはずれ、大原へ向かう。

 前回旅行時は叡電とバスを乗り継いだが、今回はバスで直接向かう。出町柳駅前のバス停から乗り込み、40分ほど揺られて大原バスターミナルへ。

 日曜ということもあり、バスターミナルにはそこそこの人出。しかし歩くと次第にまばらになってきた。三千院へ向かう。

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しば漬けに支配されている

 途中で大原の景色に関する看板を見つけた。辺りは少し開けていて、畑と山が見渡せる。まるで京都らしからぬ景色である。

 そのまま漬物屋が並ぶ小径を抜けていく。脇には小川が流れており、並木の下で音を立てている。来る度に店頭のキュウリ一本漬けに惹かれ、250円の値札を見て覚める。少し進むと開けた交差点に出る。

 

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 観光バスで来ているのか、この辺りまで来るとやや混む。塀を伝って歩くと三千院の門が見えてきた。

 

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良し悪しは分からないが、確実に強い

 入り口からしばらくは建物が連なる。この日は内部で華道の展示会が行われていた。

 

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 しばらくすると内庭が見える。苔の緑が支配的な落ち着いた庭。いくらかのお布施でお茶も頂けるらしいが、今回はパス。建物を進み、御本尊を拝んで外へ。

 

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フォトジェニックお手洗い

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 広い境内には木が立ち並び、紅葉と落ち葉の季節にはそれはもう美しくなると聞く。今回は微妙に早い時期だったが、涼しい大原の地であるためか微妙に色づいていた。天気も良いので眺めが良い。とはいえ永観堂のような華やかさは薄く、足元の苔も相まって静かな環境である。

 

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 少し歩くと、境内中央の往生極楽院が見えてくる。特徴的な屋根と孤立した佇まいには独特の存在感があった。外からでも目立つ阿弥陀様の像は、中に入ると圧迫感を感じる程大きく見える。

 お堂の中では丁度説明が行われていたので拝聴した。曰く、完成時は内部が極彩色に彩られていたとのこと。僅かに残る痕跡を懐中電灯で見せてくれた。当時は戸を閉じると完全に光が遮られる構造で、暗闇の中ろうそく一本で浄土の様子を見たという説明が印象深い。

 

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 参拝後は順路に沿って北側へ。池の脇にはわらべ地蔵が。苔と調和している。年月がこうさせたのかと思ったが、どうも割と最近に作られたものらしい。

 

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 少し進むと鳥居と弁天様の社があった。しかし祀られているのは稲荷の宇賀神である。本当に最初から弁天様だったのだろうか。

 境内の高い所には不動堂がある。ここは平成に入ってからの建立。しかし本尊の不動明王像は平安初期のものとのこと。天台宗らしく秘仏とされている。参拝。

 周りには休憩所などが並んでおり、京都の寺らしいお土産攻勢を仕掛けてくる。つい乗せられてしそ茶を買ってしまった。

 その後、庭園などうろついてから外に出る。寺の境内ながら、広い上に高低差も川もある中々アグレッシブなお庭だった。

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由緒正しいいけず石

再び来た道を戻り、しそソフトを食べ、バスターミナルを通り過ぎて反対側の寂光院へ向かう。

 

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 寂光院は奥まった所にあり、道中は田畑が多い。人家もまばらで、長閑な風景が続く。知らずに見て多摩の山中と言われても納得してしまうだろう。しかし謂れを示す碑はちょくちょく出てくる。

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 皇族ゆかりの地であることを感じつつ進むと行き止まりに到達。右手側には寂光院の山門がある。拝観料を払い、階段を登って本堂へ。

 

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 建礼門院隠棲の地であることも納得な、山中の小さなお寺である。しかし由緒は古く聖徳太子の頃にまで遡る。当然ながら比叡山の影響下であり、ここも天台宗。個人的には二度目の参拝。

 本来なら境内で色々と説明を聞けるのだが、時間が押していたので参拝のみに留める。小規模ながら池もあり、まとまりのある風景だった。

 

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まつ毛パッチリ

 来た道を戻ってバスターミナルへ。本当は大原-鞍馬の便に乗りたかったが、年一本しかないので大原-貴船のバスから叡電へと乗り継ぐ。

 途中、静原西陣織ネクタイ団地前というバス停を通った。西陣織ネクタイ協同組合というピンポイントな法人の団地があるらしいが、何故このような山中に......?近くには宮大工の工房もあり、ちょっと面白そうな界隈である。

 

鞍馬~貴船

 

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 そうこうしているうちに貴船着。叡電に乗り換えて鞍馬駅へ。駅前に降りると新旧天狗がそろい踏みだった。一度鼻の折れた旧天狗は引退予定とのことで、貴重なツーショットとなった。

 

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 門前の街を歩いていくと鞍馬寺の階段下へ出る。入山料を払って境内へ、グングン階段を登る。

 

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 ここには何度も参拝しているが、ケーブルカーを使うのは初めてである。イカした名前の車両に乗って上へ。鞍馬山鋼索鉄道という立派な名前がついた鉄道、全国で最短かつ唯一の宗教法人による鉄道だとか。車内では弘教の宇宙的な教えが説かれていた。

 

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 ケーブルカーからは少し歩く。未だ倒木は多い。なぎ倒された山肌を横目に歩くと参道に合流、少し上がって休憩所へ。軽食が売られていたので頂く。ここからは長丁場である。

 

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 参道を上がって本堂へ。宇宙的にパワーがあって凄いらしい。反対側の山々を眺めた後は本堂裏、奥の院の道へ。昨年は台風の影響で封鎖されていたが、この時は無事に通行可能。同行者は杖も借りて万全の態勢、いざ登る。

 

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 道中には博物館もあったが今回はスルー。

 

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金属も曲げる

 台風の爪痕はここまでに輪を掛けて酷く、深刻なダメージを受けた標識類が散見された。木の根道を抜けた先の大杉権現社は御神木や拝殿ごと壊滅し、手水などの残骸のみ残されていた。自然の中にある寺社を好んで参拝する身としては、管理の大変さは察するにあまりある。頭が上がらない。跡地や不動堂・魔王殿を参拝しつつ山の参道を進む。

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魔王殿

 下りに差し掛かってしばらくすると水の音が聞こえてくる。さらに下がると川、そして貴船の道が見えてきた。降りきってから杖を返し、貴船神社へと向かう。

 

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 最盛期ほどではないが、色づいた木々は美しい。時刻は4時ごろ、街灯は僅かに灯り、丁度いい暖色で道と木を照らしていた。鞍馬に比べるとかなり人出が多く、人気の程を感じさせる。和泉式部の所為でカップルも多い。

 

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 かの有名な参道をあがって貴船神社の境内へ。同行者が興味を示したので水みくじを頂いて浮かべてみた。QRコード式多言語対応も備えた先進的なおみくじである。Free Wi-Fiも飛んでいるし、各種SNSをバリバリに活用しているし、時代に適応した強い神社である。

 

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 カップルの後に並んで男二人、厳かに参拝して四阿へ。貴船川を眺めながら休憩。出発する頃には日がだいぶ落ちており、参道がより幻想的にライトアップされていた。

 

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水面には灯篭

 

補給と銭湯

 まだまだ青いながらもライトアップされた木々を見ながら駅へ。叡電へ乗り、紅葉のトンネルを通って洛中へ戻る。一乗寺に惹かれながらもここはスルー、元田中で降りてとんかつ屋へ。

 

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 夕食はおくだで頂いた。昔誰かに勧められたという不確かな情報源だったが、確かに美味しかった。辛子が妙に合う。誰か氏に感謝。

 少し歩いてリカーマウンテンに寄り燃料補充。またもや歩いて出町柳駅へ、そこからバスで一気に西陣へと向かう。千本通から複雑な路地を抜けて今夜のゲストハウスに到着。ゲストハウスながら個室が借りられ、鍵もちゃんとかけられた。荷物を置いて一息つく。

 

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 しばし休憩の後に、宿で入浴セットを借りて近くの銭湯へ。かなり近代的なフロント式で、ロビー椅子やテレビもあり、飲料も充実していた。更衣室も広くて開放的。内部は京都の銭湯らしくバリエーション豊かでサウナもある。龍宮温泉という屋号らしく、タイルの一部にお魚が鎮座していたことが印象的。

 入浴後は同行者に少し遅れて出た。牛乳を飲んでから外へ。この季節だと入浴後の散歩が気持ちいい。道中コンビニで唐揚げ棒と追加の燃料を買って宿へ。

 到着してさあ給油、というところで入浴セットを置き忘れたことに気づく。急いで銭湯を往復し、番頭のおばちゃんに謝って回収、宿に戻って仕切り直した。

 

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燃料類

 給油後は前夜の反省を活かし早めに就寝。6時半起床を目指す。

 

五日目へ続く。

2020/09/27

労働

 今日は朝から補講的なバ。当然皆さん進捗状況がよろしくないかと思いきや結構ばらけている。ヤバめな人の後押しを頑張ったが中々上手く行かず。力量未だ先輩に遥か及ばずといった所。後は本番前に本人がどれだけ出来るかに依存しそう...

 

行動

 バ後はラーメンを食べて映画へ。劇場版ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンを観た。

 昨年の劇場版外伝は去年に見た。エミリーの話の善さはよく覚えている。テレビシリーズは見ていないので、今回初めて本筋の話に触れることとなった。以下ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 結論から書くと、本当に素晴らしいお話だった。外伝と同様「思いを伝える」というテーマで貫かれている。道中困難も抱えながらも大切な所で思いが届き、送受双方の感情が溢れ出るシーンは大変な威力がある。特に病気の子*1が危篤の所でやっと友人と通じた所、更に手紙が届けられた所は畳み掛けるような流れで思わず涙してしまった。恐らく映画で泣いたのはミュウと波動の勇者ルカリオ以来で、自分でもかなり驚いている。

 年端も行かぬ子の諦観にはかなり上位の辛さを感じさせられた。屈折していても聡明さと素直さを感じさせるヴァイオレットとの会話も印象深い。自分が危篤なのにヴァイオレットの幸福を喜ぶ善性、頼むから生きてくれという気持ちにさせられる。手紙の内容は平凡そのものだが、少年の今までを見ているとこみ上げるものがある。手紙で真っ直ぐに愛を伝える場面、生前に伝えられなかったな.../ええ子やな.../ままならね~~!!などの気持ちがないまぜになって大変だった。それだけに直前の最期の電話は大変な救いになっていて良かった。同情も哀れみも無いどころか謝罪から入る友人、マジで良い友人を持ってたんだな...と見ていて感心した。あのシーンは電話・手紙・電信それぞれの長所を如実に示していて、そこも良かったなあと思う。

 本編たるヴァイオレットの人生も印象深い。前半生と現在の生き様を見ると幸せになって欲しいという思いで一杯になる。少佐生存の話が出てからの感情の動きようは見ていてハラハラさせられる。上司氏に色々代弁して貰うこととなった。拒絶の所はお互いどうにも分かるだけにままならない(ちょっと少佐もエゴエゴとは思うが...)。ドール業を選ぶのか?マジでここで幕引きなのか?ままならんのか!?と思わせてからの大佐からの海ダイブからの一連の流れには心の底から祝福がやまなかった。海ダイブと崖ダッシュは流石に驚いたが、引きの島の図で浅瀬の広がりが見えていたので一安心。でもあの船接岸できるのかな...... 最後の最後だけは言葉によらない思いの伝達という所も最高だった。サムズアップや指切りも、同様の象徴であったように思う。

 外伝もそうだったが、過去・現在の使い方も上手かったなあと思う。博物館の展示は職業が廃れた後の幸福があって良い。職員の人との距離感が妙にリアルだったことも印象深い。島への再訪では、結末の後がHappily ever afterであったことが直接の描写無くとも感じられる。後が述べられた時は代筆止めちゃうのか......と少し寂しい所もあったが、ドールで無くとも続いていたのは嬉しかった。

 この作品に限らず、近世ヨーロッパモチーフにはかなり惹かれる。しかし、その辺の歴史の流れはあんまり把握できていない。もっと勉強すべきだろう。特にエネルギー周りの開化の流れは把握しておきたい。

 

 観た後は色々考えながら歩き、うっかりパンフを買い忘れ、劇場に戻って買おうと思ったら売り切れていた。無念。いずれ新宿とかで買う。

 帰宅後、入場者プレゼントの包みを開けたら小冊子で驚いた。島に行って以降のこちらの心情とかなりシンクロする内容だった。しかしベネディクトさんの方がはるかに上手である。年季が違う。

*1:カタカナの人名を覚えられない...

2020/09/26

労働

 今日は朝から晩までバイト。

 締切直前のヒリヒリ感がたまらん。余裕な人もいるが。

 明日(今日)はもっとヤバそう。むこう二週間は頑張りどころである。

 

行動

 長周期成分が謎に多い。閾値を調整しても変わらず。

 まあ長周期になるほど背景のトレンドとして強くあるのは分かるが、80秒を境に急激に跳ね上がるのはよく分からない。分布をマッピングするとそれほど多くないのに...

 やり方が間違っている可能性が高く、不穏である。更なる調査が要される。

 

2020/09/25

行動

 9時起床。

 そのままずっとMtGAを走る。デッキは瀬端兄貴の4Cオムベンチャー(参考)。アグロプランで勝てることがあるのは純正4Cオムナスには無い利点。インスタント除去が二種あるお陰でオムナス着地→フェッチ起動の動きを咎められるのもかなり嬉しく感じる。

ウーロや根本原理の一発逆転が無いのは寂しいが、青黒や青白のパーミ/コントロールが時々出てくるダイヤ帯ではこちらの方がやり易いだろう。純正は除去がほぼ無でしんどい所も多く、対応力はこちらの方が高く感じる。1ゲームが異常に長くなるのは悩ましい所。

 ぐりぐり回している内に多少は慣れたと思うが、未だダイヤTier1~2をうろちょろしている。せめてミシック、あわよくば1000位以内、という目標ではあるが、果たして後5日ちょいで間に合うだろうか。自分は出ないが、Redbull Untappedの動向も気になるところ。

 昼過ぎになってからバイトへ。サッカーは相変わらずの人気。資料の製作を放り出して見に行く下級生が多いのも納得。しかし直前でそうなると困る。

 バ後はつけ麺を食べ、帰宅。冷え込みも強く、歩き飲みがやや厳しい気候になってきた。

2020/09/24

行動

ラボに行った。

放置していたプラズマ物理が襲い掛かってくる。太陽風、何も分からん...

磁性流体の振る舞いを数式で記述できるのは便利だと思うが、未だ何を意味しているのかすら分からない。何故波動方程式が...?

方針が得られたのは幸い。Pc3とIMFの関係式だけでも有難い。統計に関わってくると良いなあという素朴な気持ちがあるが、逆を行ったらそれはそれで美味しそうではある。

夕食は天一の味噌。味噌の濃い味を持ちながらも天一が勝っている。天一は強い。

2020/09/19

労働

 昼からバイト。

 大きなイベント前で中々立て込んでいる。こちらのみならず相手にもやる気を出させなければならないが、鼓舞が苦手な性分で難儀している。年齢が高くなるほどめきめきと聞き分けがよくなるのは唯一の助けだろう。ただ将来性を考えれば若い子のやる気を引き出したい所であり、奮闘せざるを得ない。

 夕飯は丸亀製麺釜玉釜玉に揚げ玉を入れると未知の生命体になって残ってしまう。汁なしの場合は天つゆに浸けて食べるべきか。