2020/9/15

行動

今日は上野の科博に行った。

事前予約が必要だったが、がら空きなのですんなり入れた。ほぼ開館と同時に行ったのが一因かもしれないが、閉館間際まで混雑することは無かった。

順路としては地球館下階→上階→日本館上階→下階が正着らしい。が、初手で日本館下階に行ってしまった。パンフを読め。

今回はスマホ版解説的な物を使って見て行った。各展示ごとに作成担当の研究員が進行役と話をするスタイルで、ずらりと並んだ標本のどこに着目すべきか伝えてくれるのが非常に便利。音声ガイドと違って無料な所も有難い。使用中はネットに繋げなくなるのが玉に瑕。

解説を見るとどこの展示も時代・場所ごとの流れを見せることに注力している様子が伺える。縄文→弥生→近代人の遺伝・体型変化だったり、気候帯ごとの植生・生態系の差だったりと、順に追って見て行けるようになっている。採集関連の話になるとやや熱がこもる解説のお陰で、どの条件が揃っていてどの条件が違っているのかはっきり示されていた。国土の全気候帯の地表を並べた展示は圧巻。南アルプス(しかも山頂!)から取ってくるのは大変だったらしい。特によかったのは岩石マップで、四国の中央構造帯や南北アルプス山脈の辺りで土地を形成する岩石が変わることが目ではっきりと分かる。関東平野は悲しいくらいに平野だった。

日本館を見終えるとお昼時になっていたので、館内ラウンジでカレーを食べる。その後は地球館方面に向かい、お目当ての国立公園展へ。有難いことに無料。

展示内容はテーマごとに纏めた各公園の紹介が主で、各種の標本が添えられていた。ほぼカタログみたいな展示だったので個々の内容はやや薄いかもしれない。しかし知らない土地が色々と紹介されているのは楽しい。薩摩の克灰袋など面白かった。鉱物の差も面白く、特に距離的に近い白山と中部山岳が海底の隆起/火山の噴火と異なる成因を持っていたのが興味深い。山を含む国立公園は(制定基準の変遷もあるが)早期に制定されたものが多く、それだけおもしろ要素を多分に含んでいることが感じられる。行ってみたいな...

展示内容もさることながら、奥の方でやっていた空撮映像垂れ流しも大変良かった。特に編集や説明など無くただ順々に国立公園の映像を垂れ流しているだけだが、これが実に印象深い。どれもこれも雄大な風景ばかりなので見ていて飽きず、滅茶苦茶行きたくなってしまう。コロナ禍でなければ...!

企画展のあとは地球館へ。地球館の代表と言えば一階の地球史ナビゲータだろう。ここの展示は前から大好きで、来る度に見入ってしまう。音楽に合わせて星が出来たり絶滅したり文明が発展したりすると当然ながら興奮する。ネタが大量に仕込まれた映像も見もので、ハハアこの絵はこのことを表しているのか、などと感心させられる。特に時代が前後する時の繋ぎは見事で、進化や発展の流れをすんなり感じられる。行ったり来たりを繰り返し、入口からだいぶ時間を取られてしまった。

この時点で閉館まで2時間弱となり、残りはやや駆け足となってしまった。しかし系統の展示は足を止めて見ざるを得ない。甲殻類は触覚が二対で蜘蛛や昆虫は一対、という見分け法を知った。更に生息域やその他を見つつ上に上がり技術コーナーへ。前半の地球観測は研究にも絡むので見たかったが、残念ながら今は閉鎖中。体験展示多いからね...そのまま進むと日本技術史で、例のテレビや衛星など展示されていた。ゴリゴリ進んで階上は哺乳類の展示。ずらりと並んだ剥製が大迫力。その中では狼は意外に小さく思える。

ぐるっと回って今度は地下三階に降り、単位・測定と原子・天文のコーナーへ。THE・物理学という感じのラインナップで、講義で得た知識の復習となった。計測機器の体験展示も多いのだが、軒並み使用中止になっているのが歯痒い。ぼちぼち見回ると蛍の光タイムになったので、急いでノーベル賞紹介展示を見て退館、帰宅。

帰宅後はやきうを見たりラボの作業をしたりした。まともなPCを買わないとリモート作業がしんどい。しかし買いに行くのはめんどい。